統合失調症 家族のブログ

統合失調症患者の家族のための情報を発信します。

【22】移送にまつわるスッタモンダ(1)

ソーシャルワーカーに選んだ病院を伝えると、数日して電話がかかってきました。

具体的に転院の手続きを進めたい、と。

ストレートでスマートな物言いではなく、移送についてどこまで家族が協力するのか、探りを入れるような感じです。

わたしとしては、今回は診断前の患者を医療保護入院させる場合とは違って、病院間の移送なので、当然病院がするものと思っていました。

しかし、ソーシャルワーカーが「病院から移送要員として出せるのは1人だけ」「通常ならばご家族の車か、タクシーを使う」などと言います。

暗に、わたしに運転せよ、ということなのかと思いました。

「病院所有のワゴン車がありますよね。あれに乗せてはいただけないのですか?」と聞くと、あれは患者を内科等のほかの病院やその他必要な施設に連れて行くときに使うもので、こうしたときには出せない、という返答でした。

「検討します」と言っていったん電話を切りました。

ちょうどマイカーは修理中であり、戻ってくるまでに1週間ほどあったのですが、母を乗せて高速道路走行中に暴れたという経緯がありますから、なかなか決心が固まりません。

あれこれと思い悩みました。

警察官に移送を手伝ってもらったときと同じように、3列めシートの奥に母を乗せて、隣に1人座ってもらえればできなくはないか、と思いました。

病院からは1人は出せる、ということですし、その人に母の隣に座ってもらえれば大丈夫だろう、と。

数日後、改めて電話をしてそのことを伝えると、

「病院の内規で、二種免許のないご家族の方が運転する車にはスタッフを乗せられない」などと言ってきました。

まったく…何を言っているのか。言ってることが全然変わってるじゃないか…。

さらに、「患者さんの両隣に人が座ることが必要です」ということも言われました。

で、病棟からは看護師を1人しか出せないので、担当のソーシャルワーカーの方ご自身が、母の隣に座る、ということを言われました。

「はあ…」といっていったん電話を切りましたが、どうもよくわかりません。

この件について責任を持って話を進めているのはいったい誰なのでしょうか。

それに、ソーシャルワーカーが隣に座るって…家族ならともかく、患者の暴力などに日常的に対処することを知っている看護師ではなく、ソーシャルワーカー??

もし、患者の対処に慣れていないソーシャルワーカーが不安を抱えたまま母の隣に座ったとしたら、その不安の波動のようなものが母に伝わって不安定になるのではないか、という懸念があります。

暴れて取り押さえられるようなことになったら、母の心にもダメージが残るし、そうならないように最善を尽くしたい。

何か、あちらの職場の中で権限やら職域やマンパワーをめぐって争いがあり、担当のソーシャルワーカーの方が「お前がやれや!」みたいな理不尽な形で仕事を押し付けられているのではないか?と思いました。

そこで、主治医に電話して「ソーシャルワーカーが母の隣に座って移送するとかいう話になっていて不安なんですが、ご存知でしょうか?」と確認しました。

主治医は知っていて、「病棟にもかけあったが1人しか看護師を出せない。そこでソーシャルワーカーという話になった」ということを言います。

わたしが運転するワンボックスカーの三列目に母を乗せ、病院の看護師1人に隣に座ってもらうというフォーメーションでは無理なのか?と問いました。

警察官に入院時の移送を手伝ってもらったときにその形で安全だったという実績がある、と言いましたが、「二種免許を持っていない外部の人の車に病院のスタッフを乗せられない」「患者さんの両隣に人が座ることによって、暴れるという可能性を最小限にできることがわかっている」という返答です。

さらに、「ソーシャルワーカーの中には患者の暴力に対処するための講習を受けている者もいるので、隣に座らせて問題ない」と言います。

「担当の○○がその講習、訓練を受けているのか、これから確認します」などと言うので、いい加減に腹が立ってきました。

「何を仰っているんですかね。これから確認しますって。もう決まったこととして伝えたあとじゃないですか。確認してから方針を決めるものでしょう。全く支離滅裂で、言っていることが破綻していますよ。論理的じゃない」と言うと、

「論理的じゃない」という言い方に過剰反応したのか、主治医が怒りだして「いいから確認しますっ!確認しますっ!」とヒステリックに叫んで電話をガチャリと切りました。

腹が立つというより、呆れるほかありません。しかし、主治医の苛立ち方からして、病院内で何かしら揉めているという想像は当たっているように思いました。

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2018/02/01


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