【17】食事を摂らず体重が落ちる

入院してしばらく、母が全く食事を摂らないという期間があり、もともと衰弱していたところからさらに10kgほど体重が落ちることがありました。

面会に行ったときに、異様に痩せていることに気づいて看護師に聞くと、食事を取ろうとしないので、売店でカロリーメイトなどを買って食べさせるという方針になったと。

しかし、入院中、自販機などでジュースを買うために一定のお小遣いを病院に預ける仕組みになっていますが、その預り金が不足している、と。

そのために食べられない、等と言われました。

ソーシャルワーカーから追加入金について連絡はいっていいないのか、と。

その連携の悪さに呆れましたが、すぐにその場で10万円を預け、そういうことはすぐに報告してくれ、と言いました。

やがて食事を摂るようになり、少し体重も戻ったような気がしました。

入院時に気になった顔色も回復しており、血液検査などでも内蔵に異常はなかったようです。

わたしとしては、あまり頻繁に面会に行くと、また前回のように「退院させてくれ」と懇願され続ける羽目になり、わたしの精神が持たないことを懸念していました。

また、本人もしっかりと治療に向き合ってほしいという思いもあり、だいたい月に1~2回の面会に留めていました。

あるとき面会に行くと、階段から落ちて腰を打って大変だったと母が言い、その場で主治医を呼ぶと薬の影響でふらついて転んだようだ、と言いました。

すぐに連絡しなかったのは悪かったです。みたいなことを言いましたが、少し不信感が残りました。

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